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2010年5月13日木曜日

マンゴー(ウルシ科) その2

マンゴー(ウルシ科)
 5月初頭の台湾にて。マンゴー(芒果)は、去年の八八水災の影響で不作が予想されているという。
 これは紙袋こそはめられているが街中のものなので、玉井のような産地の様子までは分からない。ただ、この木の実も全体的にいびつではあった。

マンゴー(ウルシ科)土芒果
 それでも市場には地物のマンゴーが並んでいる。特にこれは沢山売られていた。
 緑の小さな実で、いわゆるマンゴーとはだいぶ見た目が異なる。これは土芒果と呼ばれる在来種だ。

マンゴー(ウルシ科)土芒果
 土芒果。形は間違いなくマンゴーである。
 ただまぁ、この色では未熟な果実に見える。

マンゴー(ウルシ科)土芒果
 しかし割ってみれば、この通り完熟している。
 見た目でも分かるように繊維が多い。一般のマンゴーであれば、その内側に立派な果肉が控えているけれど、これは中央に巨大な種があるため、可食部分はかなり少ない。
 土芒果は1個あたりでいえば日本円で50円もしない(安いのはたぶん30円ぐらい)。ここから高級マンゴーへ改良されたのだなぁ、としみじみ考えたい方は現地で買うべし。なお、小さいけれどちゃんとマンゴーの味で、朝食べると甘酸っぱくて目覚ましになるよ。


 C.M.スキナー『花の神話と伝説』(垂水雄二・福屋正修訳)では、熱帯を旅行する者がマンゴーに抱く思いを、このように記している。

なぜなら、そのあふれるような果汁からは丸ごとすっかり食べられるような感じを受けるのに、実際に食べてみると、たいていの人はテレピン油に浸したドア・マットのような味がするというからである。


 現在のマンゴーのイメージからすると信じ難い文であるが、ウルシ科のマンゴーが脂臭かったというのはある程度想像出来なくもない(土芒果の正面もベタベタする)。スキナー氏は、それでも現地では生命の木なんだよ、とかフォローしている。
 原著は1925年版なので、およそ百年前のマンゴーはそういうものだった、という資料として読むと面白い。

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2010年4月26日月曜日

マンゴー(ウルシ科)

マンゴー(ウルシ科)
 高級果実の代表といえるマンゴー。南方に行けば普通にその辺に植えられているので、こうして実がなった様子を見る機会もある。
 ただし腐ってもウルシ科なので、触らないのが無難。人によっては果実の皮の部分でもかぶれるから、間違ってもかぶりついてはいけない。

マンゴー(ウルシ科)
 この木の品種はさすがに分からない(この撮影地は台南市の某観光名所であって、農園ではない)。赤味を帯びているから愛文芒果というほど単純でもあるまいし。もうちょっと大きくなったら判別出来るのかも。

 どうでもいいが、日本で「アップル&マンゴー」って書いてあるジュースが売られているのをご存じだろうか。これはまさしくアップルとマンゴーのミックスで、飲んでもリンゴの味しかしないのに、パックにはマンゴーが描かれているわけだ。
 「アップルマンゴー」とは、愛文芒果というマンゴーの品種名である(下の写真の赤いヤツ)。その高級フルーツを連想させるような名で、似ても似つかぬ味の商品がでまわっているのは、どうにも納得がいかない。マンゴーの味なんてしないんだから、ただのリンゴジュースで売ればいいと思うんだがね。

マンゴー(ウルシ科)
 日本ではトンデモ価格で食えたもんじゃないマンゴーも、産地の国に行けばほどほどで買える(現地の他の果物より安いわけじゃないけど)。店先で熟したヤツを買って食うぐらいは、パックツアーの旅行者でも可能かも知れない。もちろん自由時間が少ない場合は、どこで買うか調べなきゃいけないが。
 写真は台南市の裕成水果にて撮影。台南市では莉莉水果店と並んで有名な水果店だ。

マンゴーかき氷
 裕成水果の看板商品が、このマンゴーかき氷だ。日本のかき氷と違って、氷そのものがマンゴー味。そして季節が合えば完熟マンゴーがどっさり載っている。2~3人でつつく大きさで、価格も台湾的には超高級といっていい(この写真を撮った2009.8時点で170元)が、それでも日本円で500円ほどである。
 なお、台北にあったマンゴーかき氷の有名店は、店主が夜逃げして閉店した。もちろん台北には他にもマンゴーかき氷の店なんて、掃いて捨てるほどあるわけだが、日本人観光客にとっては新たな店を開拓せざるを得ない状況である。
 個人的には、台南で食べることをオススメするけどね。

※裕成水果については姉妹ブログで紹介している

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