2010年4月26日月曜日
キンカチャ(ツバキ科)
よく知られている話だが、ツバキを椿と表記するのは日本だけである。椿という字は中国にもあるけれど、恐らくそれは偶然の一致に過ぎない。椿・榎・楸・柊と、四季をあらわす木の一つであろう。
では漢字の本家でツバキ類をどう呼ぶかといえば、山茶である。従って飲用とする木も観賞用の木も「茶」ということになる。キンカチャという名も、あくまでそのような命名なので、この木の葉をお茶にするわけではない。
日本では植物園の温室ぐらいでしか見かけないキンカチャは、中国の奥地に分布する。この植物の「世紀の発見」によって、ツバキの花色は大きな可能性を広げたらしい。
まぁしかし、この原生種そのものは地味である。温室内に咲いていても気付かない人が多いぐらいに(けっこう樹高があるので、そもそも花を見辛いのも事実)。
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